スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

d-laboセミナーに行ってきた

昨日、d-laboセミナーにいってきた。

長尾 真 氏 ・ 山形 浩生 氏  『もう、「本」や「図書館」はいらない !?』
http://www.d-labo-midtown.com/d-log-detail.php?id=120

詳しいちゃんとした報告は、他に書く方がいるので
以下、個人的な感想を。
あまりまとまっていないので、的外れかも。

総じて正直物足りなかった。
2時間しかないと仕方ないのかもしれないが、
山形浩生と長尾真の二人ならもっと突っ込んだ話がでるものと思っていた。
一つ一つのトピックが表層的なところで止まっていた感じ。

気になったところ

山:目次を構造化するというのは当時としては先駆的だったと思うが、実際にはなかなかうまく構造化できないというのが、現在のSGMLだったりセマンティックWebだったりするのではないか。
長:人手でやる労力を考えると、やはり自動化できないといけないのではないか。


→よくわからないやりとり。自動化して処理するために、文書(とか)を構造化しようというのが
  SGMLであり、そこで適切なタグを付与することで意味論的にも扱えるように
  というのがセマンティックWebなのでは?
  構造も意味も自動で全部できるなら、苦労はないんじゃね?

長:NDL=日本にequal oppotunityを与えるというのが、電子図書館をやりたい理由
保存という観点よりは誰でもどこでもいつでも同じように図書館を使える環境を提供したい。


→方向性としてこれには同意。実際には難しい点も、来館しないとできないことも色々あると思うが。


以下の議論が、今日一番考えたこと。

「Web情報など、データが無数にある中で、図書館というものが何を収集し、何を保存していくか。」
という何度か繰り替えした話題


→長尾さんは「価値判断をせずにできるだけ全部集めたい」と希望を述べつつ、
 「全部を集めるということは無理なのだから、結果的に信頼できるものを
 集めることになるのではないか」という当たり前の議論に終わった気がする。
 では、その先はというと

長:図書館は一応、ある程度の信頼を得ている。Webは玉石混淆。そこには大きな違いがある。
Webを集める場合でも信頼できる情報を集めていくという事にならざるを得ない
検索して出てきた情報の信頼性を自動的にチェックできないかという研究も行われている。そういうメカニズムも必要になる


→また自動化。
これが本当に実現したとして、問題は自動的にチェックされた「信頼性」が「人の信頼」を得ることはできるのか、という点にあると思う。

長:検索の対象となる情報が完備されていることが、検索システムとしては重要。
情報が完備しているところに検索をかける必要がある。
それで何も見つからなかった時の「ない」という情報にも意味がある。


→ここで重要なのが「完備している」というときの完全性をどこに求めるか。

2点あって、1点はどこまでスコープを広げるのか、というところ。
個人的にはその図書館なりサービスなりが提供すると想定されている(想定しているではない点に注意)範囲での完全性で良いだろうと思う。
サービス間のメタ的な完全性は、最終的には検索エンジン的な仕組みが担わざるを得ないのではないか。

もう1点はこの個々の完全性は本当に「完全」である必要はなく、Fakeとしての完全性で十分であろうということ。
「完全だ」と思われていればそれだけで機能するのだと思う。
例えばGoogleが必ずしも「完備」しているかというと、そうではないが、しかしGoogleになければないと思っている人も多い。
ここでGoogleは完全なものとして想定され、そういう信頼性を得ている。
(Googleになかった、という情報が意味を持ってしまっている。)
したがって完全性は擬似的なものであっても(ユーザにそのように認識されれば)
それで機能する。というか、だから機能してきているというか。

つまるところユーザがそのサービスや図書館に何を期待しているのか、
というユーザ側のイメージというか想定が、直近では重要であり、
もう少し戦略的には、ユーザに何を期待してほしいのか、を意識して
サービスの構築に取り組んでいく必要があるのではないか。

公共図書館はこの辺むしろ敏感で、だからベストセラーをたくさん買ったりするのではないかな。
大学図書館も考えているから、例えばEJとかに力をいれ、あるいは期待を再構築することも念頭にリポジトリをやったりするという側面もあろう。

NDLはいったいこの辺をどう考えているのだろうか。
と今日のところは、無責任に言い放っておく。
他にもNDLの話題は(そして言いたいことは)あるが割愛。

あと、ARG岡本さんの質問が重要だったと思うのだが、
それに関する答えがちゃんとでなかった(とんちんかんな答えだった)のが、非常に残念であった。
なので質問だけ載せておく。

岡:検索エンジンをやっている立場からみてGoogle Book Searchが今ひとつに見えるのは、人が求めているものを引き出せるのかというと、まず無理だと思われる点である。coverageや関連性、順番が担保されていないものに意味があるだろうかと思う。
そこで、「本を電子的に検索する上での最大のポイントはどこにあるのか」をお聞きしたい。


これ、ちゃんと考えんといけないと思う。

コメント

非公開コメント

No title

自分は参加した訳じゃないけど、参加した人から話を聞いたり、ブログなどでの報告を見てると、なんだか、頓珍漢な話や回答が多く、根本的に良く分かってない人が話を展開しているような印象を持ちました。
この国はこんなんで大丈夫なのだろうか。
検索フォーム
アクセスカウンター
RSSリンクの表示
リンク
ブクログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。